嬉しかったな ♫
仕事先に時々来る認知症の女の人。
明るくメリハリのある口調で同じことを何度でも言う。
いつも優しい笑みを浮かべて上品で、言葉の端々から人への思いやりの深さを感じる。
先回、その人から「歳をとった人の話相手をすることも、あなたの役割でしょ」というようなことを言われて、鋭いことを言う人だなと思った。
そんな今日、彼女が来て、これから乗る電車の料金はいくらかと尋ねる。
調べて答えたりするというやり取りの後、
「あなた、これからもずっといてね!」と言われた。
とても嬉しかった!
認知症は、一般的に死に対する恐怖が絶大なために、魂の世界に戻る際のショックを和らげて、物質界から魂の世界へシフトする時のクッションのような役目をしてくれているらしい。
もちろん、認知症にならずに、パッと魂の世界に戻ることが出来る人もたくさんいるのだけど。
死んで、物質界から次なるステージへシフトするのか、
生きたまま、次元上昇するのか…。
私って、どちらになるんだろう?
…
納得して、ちょっと気が楽になった言葉があったので書き留めておこう。
映画になった人生フルーツでのジブリ鈴木敏夫と樹木希林との対談。
「お互い向き合うと悪いところが見えるし、ムカついてくるんですよねー。
向き合わないで、それぞれが何かに向けて見ていく。夫婦だけではなくて、男同士でも、何でも。」