毒饅頭ならぬ毒ビールに潜む私の心の正体
旅から帰ったら「ビール1本だけど残しといたよ」と夫。
このビールは、隣人が台風で(シートが飛んだりして)迷惑をかけたと持って来たものだった。
断るも半ば強引に言うので仕方なく受け取ってしまった。
こういうのは世間ではよくあるし、何度か経験したこともあった。
しかし、後味悪いなぁ (〃ω〃)
何だろう、この気持ち ? (下欄に、この気持ちの正体を言葉にしたので、最後までご覧あれ)
「ご迷惑をかけたけど、これからもかけるかも知れないけど、これで許してね。あなたなら優しいから分かってくれるよね」
そう感じて、毒饅頭ならぬ毒ビールだと思った。
でも……と、ふっと思い出した。
丁度2年前の今頃、沖縄の離島、久高島の民宿に一人で泊まったことがあった。
用意した地元の銘菓を渡した。
民宿の方は、お礼の後「チェックインは3時からなんですよ。でも、入ってもいいですよ」と重い口調で言う。
その時、まだ11時。
離島の民宿で、チェックインが決まっているとは 考えていなかった! (〃ω〃)
相手さんとしたら、冷房代もかかるし迷惑な話だろう。
それに同じ建物で気まずい。
早々に着替えをして荷物を置かせてもらい、その場を出た。
離島の民宿って意外にシビアだなぁ…
手土産持って行ったのになぁ…
モヤモヤした気持ちが、歩いても歩いても暑い太陽の日差しと一緒について回る。😵
結果的には、クリアな気持ちで久高島の夕陽や朝日を拝め民宿を気持ちよく後にしたのだけど、時折、イヤな気持ちで思い出す時があった。
民宿では、私が毒饅頭を渡した立場だったと思った。
民宿で渡した毒饅頭と、隣人さんからもらった毒ビールに潜む私の気持ちは同じなのではないか?
その時の私の心の正体は…?
「ヘンな期待と、ヘンな気づかい」
まだ残っていたんだな、こんな気持ちが。
残っていたから今度はシチュエーションを変えて、毒ビール🍻で現れたんだ。きっと。
自分が不愉快でイヤだと感じたら、冷静に、No! と言えばいい。
何にも怖いことじゃない。
相手が傷つくから、許してあげよう、には要注意だったね。
それはホントの優しさじゃないよね。
でも、今は簡単にできそうだと思える。
清々しく、No. と言うのを!
久高島の新月の日に見た日の出。
ここに女神アマミキヨが、天から降りて来て国つくりを始めたとか…。
私の他にも、若い女性が一人、右の方で拝んでいた。